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我が家は、最低限の家事を家電に任せています。食器は食洗機、洗濯物はドラム式洗濯乾燥機、床はお掃除ロボットを毎日稼働。これで日々の生活は、一応回っています。
ただ「回っているだけ」では物足りず、家事代行と料理代行、東京都の助成を調べました。先に結論です。最安はタスカジ(定期1時間1,500円〜)、品質が均一で試しやすいのはCaSy(1時間2,790円〜・料理代行も同額〜)、シッターと家事を1つのアプリでまとめたいならキッズラインです。さらに東京都には区ごとの家事・育児支援があり、1時間1,000円や所得に応じて実質0円のケースもあります。ただし、この助成と民間3社は別枠なので、分けて説明します。
この記事のポイント
・3社の料金は「最安タスカジ/均一CaSy/併用キッズライン」で住み分けできる
・東京都の助成は「区が実施」。利用料・上限・対象は区ごとに違う
・助成は区指定の事業者経由が原則で、民間3社をそのまま助成で使えるとは限らない
「回ってはいる」のに、モヤモヤする理由
家電が代わってくれない領域は、手つかずのまま積み上がります。水回りやコンロ・換気扇の油汚れ、布団カバーの洗濯といった細かい部分は、正直なところ見て見ぬふり。週末の離乳食の作り置きも、できるかどうかギリギリです。寝かしつけのあとに仕事へ戻る生活では、その時間がどうしても取れません。夫も多忙で、分担にも限界があります。
致命的に困っていないからこそ後回しになり、生活の質がじわじわ下がっていく。「人の作ったおいしいご飯を食べたい」という素朴な願いも、いつのまにか諦めていました。最初は「家電もあるのに家事代行は贅沢では」と思いました。ただ、自分では手が回らない部分と、温かいご飯で気分が回復する効果を考えると、これはコストではなく時間と生活の質への投資だと考え直し、まず料金と制度を調べることにしました。
CaSy・タスカジ・キッズライン、3社を比較
まず、各社の基本料金とタイプを整理します。いずれも2026年6月時点の公式情報をもとにしています。料金は税込・交通費別です。サービスの考え方が3社で異なるため、単純な時給比較だけでは判断できない点に注意してください。
CaSy(カジー)
2,790円〜/時
スタッフ:選考・研修を通ったキャスト(品質が均一)
予約:アプリ・Web(24時間・スポット当日3時間前まで)
交通費:880円/回 損害保険:あり
初回特典:定期2,000円OFF(500円OFF×4回)
タスカジ
1,500円〜/時
スタッフ:個人のタスカジさんと直接マッチング
予約:Web(1回3時間固定/定期1,500円〜・スポット1,800円〜)
交通費:別途実費 損害保険:あり
最低利用額:定期4,500円〜・スポット5,400円〜(3時間)
キッズライン
2,000円前後〜/時
スタッフ:審査済みサポーター(料金は人ごとに設定)
予約:アプリ(1時間〜・以降15分単位)
手数料:定期11%・単発22% 交通費:別途
特徴:ベビーシッターと家事代行を同じアプリで依頼可
※料金はいずれも目安です。タスカジは1回3時間固定、キッズラインはサポーターごとに料金・手数料が変わるため、実際の支払額は条件で前後します。

CaSy(カジー):品質の均一さと予約のしやすさ
CaSyの特徴は、スタッフの質が均一に保たれている点です。選考・研修を通ったキャストが訪問し、契約も利用者とCaSyの間で結ぶため、「誰が来ても一定以上の質」という安心感があります。初めて家事代行を使うときに大きいのが「知らない人を家に上げる不安」ですが、CaSyはこの点で心理的ハードルが下がります。基本料金は1時間2,790円〜(交通費880円/回)。初回は定期サービスが2,000円OFFになるクーポンがあり、試しやすい設計です。アプリから24時間予約でき、スポットは当日3時間前まで申し込める手軽さも、復職後の予定が読みにくいワーママには合っています。
タスカジ:とにかく料金を抑えたい人に
タスカジの強みは料金の安さです。個人のタスカジさんと直接マッチングする仕組みで、定期なら1時間1,500円〜、スポットでも1,800円〜から依頼できます。表示価格にはサービス利用料が含まれ、交通費のみ別途です。注意点は1回3時間固定という最低利用時間で、定期でも最低4,500円、スポットなら5,400円からになります。「30分だけ」「1時間だけ」という頼み方はできません。また個人ごとに得意・不得意があり、相性のいい人を見つけるまでに何人か試す必要が出る場合もあります。安さを最優先し、まとまった時間を任せたい人に向いています。
キッズライン:シッターと家事をまとめて頼みたい人に
キッズラインはもともとベビーシッターのプラットフォームですが、家事代行に対応するサポーターも多数登録しています。料金はサポーターごとに設定され、目安は2,000円前後〜。1時間から、以降15分単位で頼めるため、短時間だけ依頼したいときに融通が利きます。基本料金とは別に手数料(定期11%・単発22%)と交通費がかかる点は計算に入れておく必要があります。すでにシッターでキッズラインを使っているなら、同じアプリで家事も頼めるのが最大の利点です。育児の手と家事の手を1つの窓口でまかないたい家庭に合います。
ここまでが自費で頼む民間3社の比較です。次に、これとは別枠で使える東京都の助成を見ていきます。
東京都の助成を使うと、もっと安く頼める
東京都には「とうきょうママパパ応援事業」という子育て支援の枠組みがあり、これを使って各区が家事・育児支援サービス(産後家事・育児支援、育児支援ヘルパーなど)を実施しています。重要なのは、実施主体が東京都ではなく各区市町村で、利用料・利用できる時間数・対象期間・対象年齢が区ごとに違うことです。同じ「東京都の助成」でも、住む区によって条件が大きく変わります。
大切な前提:この助成は「区が指定した事業者」のヘルパーを使う仕組みです。CaSy・タスカジ・キッズラインをそのまま助成価格で使えるとは限りません。事業者の参画状況は区ごとに異なります(例:CaSyは武蔵野市の「産前・産後支援ヘルパー」事業などに参画)。お住まいの区の指定事業者一覧を必ず確認してください。
区の実例①:文京区「おうち家事・育児サポート事業」
文京区は、とうきょうママパパ応援事業の補助金を使い、満3歳未満の子を育てる世帯に「サポート券」を交付しています。利用料は1時間あたり1,000円。交付される時間数は、0歳児で年40時間分、1歳児・2歳児で各年20時間分です。さらに各年齢区分ごとに2時間分の無料利用枠も設定されています。家事(炊事・洗濯・掃除・買い物など)と育児(おむつ替え・沐浴・送迎など)の両方に使えますが、保護者が在宅していることが条件で、家事と保育を同時進行で頼むことはできません。
区の実例②:中央区「育児支援ヘルパー」
中央区は、母子健康手帳の交付時から出産後6か月までを対象に、1回2〜3時間のヘルパーを計15回利用できます。特徴は利用者負担が世帯の所得で変わる点です。所得が約404万円以下なら2時間でも3時間でも0円、約404万〜636万円で2,000円(2時間)・3,000円(3時間)、それ以上で5,000円(2時間)・7,500円(3時間)という設定です。所得によっては実質無料でヘルパーを頼める、手厚い制度です。
このように、文京区のように年齢で時間数が決まる区もあれば、中央区のように所得で負担額が決まる区もあります。世田谷区・港区など独自に手厚い区もあるため、「東京都の助成」とひとくくりにせず、自分の区の制度名で調べるのが近道です。
申請の流れ(共通の型)
① 区の子育て支援窓口で制度名・対象・利用料を確認する
② 出生届の提出後など、早めに利用登録・券の交付申請をする
③ 区指定の事業者一覧から事業者を選ぶ
④ 事業者に直接予約する(利用日の数日前までが多い)
結局、自分はどれを選べばいい?
状況別に、私なりの選び方を整理しました。当てはまるものをタップして確認してください。
とにかく費用を抑えたい▼
まず住んでいる区の助成(産後家事・育児支援/育児支援ヘルパー)を確認します。対象期間内なら1時間1,000円や所得連動で実質0円のことも。対象外・期間外なら、民間ではタスカジが最安です。ただし1回3時間固定なので、まとめて頼める日に使うのがコツです。
初めてで、誰が来るか不安▼
品質が均一なCaSyが向いています。初回は定期2,000円OFFで試せます。「知らない人を家に上げる不安」を最初の1回で確かめてから、続けるか決めるのが安全です。
シッターも家事もまとめて頼みたい▼
キッズラインが便利です。1つのアプリで保育と家事の両方を依頼でき、15分単位で時間を調整できます。すでにシッター利用中なら追加登録の手間もありません。
産前産後・0〜2歳の今だけ乗り切りたい▼
区の助成が最もコスパよく使える時期です。対象期間が「出産後6か月まで」「満3歳未満」など限定されているため、出生届の提出後すぐに登録・券の交付申請をしておくと、いざというときに使えます。
正直なデメリットも書いておきます
家事代行にはデメリットもあります。先に共有します。1つ目は初期コストです。助成を使っても自己負担はゼロにならないことが多く、費用対効果が合うかは家庭の状況によります。2つ目は、来てもらう前にある程度片付けが必要なことです。最初は「家事代行のために片付ける」という本末転倒感がありました。3つ目は心理的ハードルで、知らない人に家を見せることへの抵抗は実際にあります。慣れるまでは少し落ち着かないかもしれません。それでも、全部を完璧にこなそうとして疲弊するより、手放せるものを手放すほうが長く働き続けられる、というのが今の私の考えです。
まとめ
・最安はタスカジ(定期1,500円〜・3時間固定)、品質均一で試しやすいのはCaSy(2,790円〜・初回2,000円OFF)、シッター併用ならキッズライン
・東京都の助成は区が実施。文京区は1時間1,000円、中央区は所得連動で0〜7,500円など条件は区ごとに違う
・助成は区指定事業者経由が原則。対象期間が短いので、出産後は早めに登録・申請しておく
家事代行は贅沢でもズボラでもなく、時間への投資だと今は思っています。助成の対象期間は限られているので、まずは自分の区の制度名で調べ、対象なら登録だけでも済ませておくことをおすすめします。

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